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東京大空襲のころ
「昭和20年3月10日の東京大空襲により会社は全焼したが鉄骨の建物の鉄骨だけのこったのでそれを修理して再建したそうです。」
10日の夜、偶然休みにあたり空襲に合わなかった職人。当日居合わせて消火に勤めたがポンプの水がなくなり間に合わなかったという話をする職人のコメントが添えられています。

この場所でそういうことが起こったことをまったく感じることなく過ごしていますが、色々なことをくぐりぬけて工場が存在するのだと実感します。翌年の昭和21年に工場は再建されました。

「其の頃の十間川はとてもきれいに水が澄んでいて長い川藻が水の流れにゆらゆらとゆれて小魚の群れがキラキラと光って見えました。
仕事を終えた私たちは川に入って泳いだり、また橋桁の上から飛び込んだものでした。」

夏の暑い工場を想像すると川の気持ちよさが想像できます。大変な事も多かったでしょうが、当時の風景はおおらかでバイタリティにあふれれているように見えます。

| | 14:18 | comments(0) | - |
大野さんの思い出ノート

大野さんは、昭和22年に松徳硝子に入社した絵の上手なガラス職人です。定年退職後に当時の貴重な思い出をその卓越した筆使いでスケッチを交え、「思い出ノート」としてつづってくれました。このノートは、松徳硝子の貴重な財産として、受け継がれています。工場取材時に、編集者の方々にお見せすると、このノートのクオリティに魅了されて、取材どころではなくなることも多々。このブログで、折々に紹介していきたいと思います。
| | 13:10 | comments(0) | - |

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