Entry: main  << >>
【うすはりの製造工程】その3:徐冷・選品

うすはりの製造工程その3「徐冷&選品」です。
「吹き工程」で職人が吹き上げたグラスを徐冷炉にかけ、ゆ〜っくりとゆ〜っくりと冷却し、ここから「仕上げ」の工程がスタートします。

ガラスは透明の為、視覚的に温度を感じ辛いですが、吹き上げ後の状態で500〜600度はあります。(みなさま驚かれます!)ガラスは急激な温度変化(特に急冷)に弱いので、徐冷炉(熱を加えつつコンベアで移動し、徐々に冷却する装置)で約80分かけて、ゆっくりゆっくり、コンベアの上をどんぶらこーどんぶらこーと、出口に向かって移動しつつ常温まで温度を下げていきます。そして、出口で選品(品質検査)を行い、仕上げの工程へと進みます。

硝子職人というと吹き棹を持つ姿をイメージされる方が多いかと思います。もちろん、吹き職人は、ガラス工場の四番バッター、スターですが、特にうすはりの場合、仕上げの工程や各種検査においても、非常に高度な技術が求められます。0.9mmという厚さにより、ここから始まる火切り(グラスと余分な部分を切り分ける)、摺り(グラスの口周りを平滑にする)、口焼き(グラスの口周りを焼くことで滑らかに仕上げる)と、通常のグラスであれば、長年の経験があれば難なくいけるものでも、うすはりに関しては、仕上げ工程全てにおいても、繊細な感覚と職人の技、経験値が求められます。なにせ薄いので、油断すると、摺りをしていてパリーン、口焼きをしていて加熱しすぎてグニャリなんてことになってしまいます。ひとつひとつが真剣勝負です。


↑動画もアップしました(携帯の方はこちら
出演は、まだまだ現役!キレのあるグラス捌きが名人級の佐々木富雄(運び)。松徳硝子が誇る人間マイクロスコープ、米山純一(選品)です。ここから仕上げ工程がスタート。順次アップしていきたいと思います。お楽しみに。

photo:ban(sinap)←工場取材時の画像を拝借。thanx!
| | 13:16 | comments(0) | - |
Comment








Category

Calendar

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>

Profile

Search

Entry

Comment

Archives

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode